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執筆者の写真Ayu Obara

フレックス制の導入例:Grasp!流働き方改革

更新日:2021年6月18日

前回のブログ「生産性を損なわずにフレキシブルなワークスタイルに切り替える12のスマートな方法」では、 Forbes Human Resources Councilの12人のメンバーによる、従業員の福利に焦点を当てながら生産性を維持するために企業が実施できる12の方法を紹介しました。


今回は、実際にフレキシブルなワークスタイルを導入しているGrasp!の社員がどのように業務を進めているか、フレキシブルなワークスタイルへの考え方やスムーズに業務をすすめるためのポイントなどをご紹介します。


Grasp!がこのような新しい働き方を体現していくことで、企業の新しい雇用スタイルを考えるキッカケになって頂けたら幸いです。



Grasp!働き方改革:フレックス制

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●Grasp!の場合:完全自己裁量型

 

先にお話したように、Grasp!では完全自己裁量で運営しています。

Grasp!スタッフの勤務スタイルやフレキシブルなワークスタイルの利点をご紹介します。



◎Grasp!代表熊澤の場合



Grasp!代表熊澤のフレックス制働き方

●勤務日:平日でも土日でも必要に応じてゆるく24時間体制です。

●勤務時間:寝てる時間以外

●勤務場所:オフィス・カフェで4割ずつ、家が2割

●ポイント・利点:ワークとライフをバランスさせない、ミックスさせる。

●従来の仕事観・勤務スタイルから脱していくには、自己認識を含めた考え方と具体的なシステム、両方の転換が必要

仕事を特別視しない・・・全てのスタッフが日々の生活とGrasp!での仕事を同じ目線で捉えてほしい。「恋人とのデート」「子供の幼稚園のお迎え」「体調が悪いので休みたい」と「Grasp!での仕事」。どちらかが上位・下位ではなく、生活全体という意味では同位。日常でも緊急・非常時でも同位に置き、優先順位を決定し対応する。

●社員には自分が好んでやりたい領域・成果を出せる領域で成果を出していただくことが「役割を果たすこと」とする。「社長」という肩書も社内的には役割のみであり、上下関係を示すとしての役職は一切設置しない。つまりマネジャーになりたければ、入社時からでもなれる。

自己管理ではなく自立の意味での「セルフマネジメント」。他人/会社に自分の人生の大切な時間を委ねるのではなく、自分の時間として他人/会社との関係性からあくまでも自分の時間として

●「支援・助言する/してもらう」「管理しない・されない」



◎Grasp!スタッフ小原(マーケティング/フリーランス契約)の場合:


Grasp!フリーランスとしての働き方

●勤務日:週2-3日・10-2時の間の勤務。

●勤務場所:Grasp!オフィス、自宅またはカフェやコワーキングスペースなど。

●利点:自分や家族のスケジュールに合わせられる。子どもの夏休みなどの長期の休みは業務内容を減らしたり、夜間に作業をしたりとフレキシブルに働ける。









◎Grasp!スタッフ関根(セールス/キャリアカウンセラー)の場合:


Grasp!セールスとしてのフレックスな働き方

●勤務日:決まっていません。

●勤務時間:決まっていませんが、10時〜15時までは常に連絡が取れるようにしています。

●勤務場所:Grasp!のオフィス、コワーキングスペース、カフェ、自宅

●利点:仕事の目的・自分の目的に応じて、場所や時間を選べること。









◎Grasp!スタッフPhung(キャリアカウンセラー)の場合:


Grasp!キャリアカウンセラーとしての働き方

●勤務日:月~金

●勤務時間:10時~15時

●勤務場所:仕事や予定に合わせて、自宅、カフェまたはオフィスなど

●利点:どこでも仕事が出来るし、自分の時間をコントロールできる。









Grasp!では、上記のように各自それぞれのスケジュール(仕事・プライベート)に合わせてそれぞれの裁量で業務を進めています。また、各スタッフはGrasp!の本質的な考えを深く理解し、それに沿ったやり方であれば、目的地は同じであり、やり方や日々のタスクは細かい指示に沿ったりはせず、その時出来る人が出来る時にしていく、という方法をとっております。


ですので、当社代表は各スタッフの「上司」という存在というよりも、チーム全体の舵取り役のような存在であり、各スタッフは自分自身をマネージメントする「管理職」の部分も担っているのです。



●Grasp!の場合:フレキシブルなワークスタイルに対する考え方


フレキシブルなワークスタイルを達成するには、セルフマネージメント力が問われる所ですが、各自のワークスケジュールの他、部署や会社全体としての業務マネージメントも組織にとって非常に重要です。


よくフレキシブルなワークスタイルの導入に関して、普段、顔を合わせないで仕事をすることも多い中、どのようにそれぞれの進行状況を管理しているのか?社員同士の連絡・連携が取りにくいのでは?上司が見ていないとサボるのでは無いか?などとよく聞かれます。


後にこのブログで詳しく解説していきたいと思いますが、Grasp!では「管理しない経営」、いわゆる「ティール」の世界観に基づく企業運営を実践しています。


TODOリスト

そこには上下関係は無く、スタッフそれぞれが自主経営を行っている状態です。従来の組織のような所謂「ヒエラルキー」と呼ばれる組織の階層(社長や代表者をトップに置き、その下に経営層、リーダー、社員が続く)では無く、それぞれ異なる役割を持つフラットな組織です


組織全体の最終的な決定権は現時点でも一部は経営側にありますが、基本的に一人一人が意思決定権を持ち、組織全体の目標を達成するためにそれぞれの主体性や特性を業務の中で発揮しながら進めています。

そうする事で、スタッフ一人一人の雇用形態や勤務スタイルに関わらず、業務や組織全体の目標や存在意義に対して当事者意識を強める事が出来、生産性の向上にも繋がり、更に組織としての一体感も作る事が出来るのです。


業務効率を上げるためにはそれぞれの意識改革が必要です。自身の役割に対して当事者意識を持ち、それぞれ主体性を発揮しながら生産性向上に繋がることを目指しております。


更に、いわゆる管理業務が最小限に抑えられるように仕組み化しておりますので、経営側はルーティーンとしての管理業務やそれに伴う評価に煩わされず業務に集中することが出来ます。


もちろんティール組織の構築、ティールの世界観を完全実践するのは難易度が相当に高く、まだまだよちよち歩きというのが現状です。日々、様々な葛藤と考えが交錯し試行錯誤を繰り返しておりますが、社員一人ひとりが徐々にこれまで経験したことがない仕事感・会社感を実感し、何よりも自分自身に向き合うことがデフォルト化し始めております。


●Grasp!の場合:業務の進め方のポイント


Grasp!では、デジタルツールを使用した情報共有とコミュニケーションを大切にしています。


主に、Chatworkで随時連絡を取り合い、Trelloでプロジェクトの進行具合をシェアし、Google Calenderでそれぞれの稼働時間やスケジュールを確認し、Google Driveでドキュメントなどを共有しています。


勤務する上でのデジタル化

これらはPCからでもスマホからでも確認が取れますので、オフィスにスタッフ全員が同じ時間に揃っていなくても問題ありません。

もちろん、顔を合わせて直接話をすることも大切です。ミーティングをスカイプで行ったり、オフィス外のカフェで行う事もあります。ですが、定期的に実際に面と向かって意見交換も兼ねたミーティングを行い、日々の業務の報告の他、今後の方向性についてしっかりと話し合います。


●まとめ:


いかがでしたでしょうか。

企業の規模や業態によっては、柔軟な働き方の導入が難しい場合もあるかと思います。

しかし、最初から全ての社員に導入するのではなく、自由度を高めても業務に支障が出にくい社員や部署から導入していくとスムーズに浸透していくのではないでしょうか。


今後、より働き方の選択肢が増え、個々の能力を発揮できる場が増え、社会がより豊かになっていくことをGrasp!は願っています。


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