転職をお考えの皆さま。
「やりたい事は決まっているが、会社選びに迷っている」
そんなときに使える、
「組織と自分のタイミングをマッチング」と言う視点を紹介したいと思います。
人も組織も、成長のタイミングでその特徴が変わります。
ご自身を取り囲む環境や自分自身のスキルの現状に合ったタイミングの組織を選ぶ事で、
心地よく力を発揮できるようになるのではないでしょうか。
自分の人生の中での「今」にいちばん適した組織環境を見定めるヒントとして、
曽和利光さんの著書『人事と採用のセオリー』で紹介されている組織の成長を参考に、
各成長段階での組織の特徴と、それにマッチする人のタイミングを紹介して参ります。
曽和さんは、リクルート、ライフネット生命、オープンハウスと全く性格の異なる組織で一貫して人事と採用のお仕事に従事されてきました。その経験から発見した、「成長企業の組織運営の原理原則」を体系的にまとめたのが『人事と採用のセオリー』です。
転職を考える上で、ご自分のタイミングには以下のような要素が関係してきます。
家族のニーズ
金銭的なニーズ
今後のキャリアプランから見たスキル面でのニーズ
これまでの経験から身につけたスキル・まだ経験できていない必要なスキル
以下では、組織の成長段階を5つに分け、
各段階の特徴とそれにマッチするタイミングを紹介していきます。
マッチするタイミング
家族を支える責務が少ない。
金銭的に余裕がある。給料はとりあえず度外視できる。
近い将来必要なスキルを身につけることに前向きにコミットできる。
マッチするタイミング
家族を支える責務が多い。
ルール作りなど、これまで体得したスキルを活かしたい。
マニュアルに従う働き方がちょうどいい。
仕事以外の事に使う時間とエネルギーの確保が必要。
マッチするタイミング
今はお金を稼ぎたい。
自律した働き方がちょうどいい。成果を出す自信がある。
競争の中で戦いたい。
マッチするタイミング
与えられた任務に対してスキルを生かして責任を全うしたい。
同じ組織の中で昇進していくのがいい。
マッチするタイミング
仕事をする上で「会社の価値観に共感できる」事はとても重要。
自律的に働けるスキルは身につけてきた。
もちろん、現実の組織はこの様なきれいな線引ができる訳ではありません。
様々な成長段階が一つの組織内に混在している場合が多いです。
ご自身が身を置く現状と今後の展望を見据えて、
心地よく働ける場を見つける参考になりますと幸いです。
Grasp!では、転職・海外転職をお考えの方に、
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