• Kumazawa Takumitsu

ベトナムの人材紹介会社の何がダメなのか?

最終更新: 2019年4月23日







「誰でもできる素人サービスに高いコストを支払っている」ような印象


ベトナムで人を雇用する際、企業は、様々な事情で自社のみでは最適な候補者を見つけるのが難しいため、その一手段として人材紹介会社のサービスを利用されます。


しかし、サービスを受けた結果は前述のような印象が拭い去れないという話を、残念ながらよく耳にします。


ベトナムでの人材紹介業界は、表層的・表面的な「情報交換・情報提供のみ」に基づいたサービス提供が常態化し、ユーザー満足度が上がっておらず、中抜き産業的な悪イメージが醸成され、アップデートされないまま来てしまっているのではないか。


我々Grasp!は業界内にいるプレイヤーの一員として、このような危機感を持っています。


現在約40社近く存在する在ベトナムの日系人材紹介エージェント。


年々、ユーザーにとっては選択肢が増え、プレイヤーにとっては競争に激しさが増しています。

本来であれば、ユーザーにとっての「人材採用/転職における問題解決」ツール/機能として、また人が介するエージェントサービスである以上そのユーザビリティーは少なくとも線形関数的には改善されていなければならないはずです。さらには、今後のベトナムに於いてもさらに興隆・台頭し、指数関数的にユーザー数が増えていくことが予測されるデジタルプレイヤー・Saasサービスとの共存共栄を踏まえると、今こそゼロベースでエージェントサービスそのものの存在意義・有用性に危機的な目を向けなければならないはずです。


しかし、ベトナムの人材紹介業に対する「ユーザー満足度」「ノウハウ・知見の蓄積」には本質的な改善が見られず、ベトナムにおける採用・転職市場のルーティーンの「歯車の軸化」に留まっているように、我々には感じております。


日系企業が進出先の国でビジネスを成功させる上で、ナショナルスタッフ人材の採用は非常に重要な位置を占めます。


今回は、「ベトナムにおける人材紹介業界の問題点」と「Grasp!がこだわる人材紹介サービスの満足」についてお話したいと思います。




人材紹介サービスの満足とは何か


そもそも、人材紹介サービスの満足とは何でしょうか?

我々は、以下の3つの要素のバランスが良かった時に、クライアント企業様がサービスへの満足感を持たれるのではないかと感じています。

  • タイムリーにニーズに合った求職者をマッチング

  • コストが妥当

  • 営業担当者が良かった


対して、現状のベトナムの人材紹介サービスに対する不満の声と言えば、

  • 紹介スピードが遅い。その上、候補者要件が妥当かどうかの説明すらなく、エージェント側の都合だけで進められた印象。

  • 紹介された人材に満足できない、見当違いな人材を紹介された。ニーズが全く理解されていない印象。

  • エージェントの担当者がビジネス自体・業界知識・募集背景について、無知。紹介されてくる候補者についても、事実情報ですら曖昧なままで、ただ履歴書を送りつけられている印象。

  • 基本的な候補者情報についていちいち質問しなければならない。本業に専念したいから採用業務を外注したのに、結局多くの時間コストを取られた。

  • 入社してもすぐに辞められた。その後のフォローがない、もしくは注力が明らかに弱い印象。

このような不満は特定の企業に見られるというものではなく、業界全体に満遍なく広がっているように思います。


一体なぜでしょう?




ベトナムの人材紹介業界の大きな問題


ひとことで言えば、ベトナムの人材紹介業界は、一定以上ベトナム国内で経験を積んだプレイヤーが圧倒的に少数派である、ということです。


ベトナムの日系人材紹介会社は、未経験者への門戸が広いと同時に、離職・転職率が高い。これは、当地の人材紹介業で長年の経験を積んだシニア・プロフェッショナル層が育っていない事を意味します。あえてプロフェッショナルと申し上げましたが、ここでの定義は最低必要条件として「ベトナム国内ビジネスに3年以上継続してコミットしている」とします。


経験の浅いプレイヤーにとっての目前の課題は社内的に設定されたKPIの達成です。これは、ユーザーを度外視しがちな社内生産性の向上であり、いわゆるVanity(虚栄的な)KPIへの執着・注視です。また、日本国内で日本人求職者を紹介するようにはプロセスが動かない状況にもかかわらず、日本とベトナムでそのギャップが埋められていないビジネスモデル・マネジメントスタイルのもと、日々の成果を追いかけ続けることは、人材紹介プレイヤーにとって日々の葛藤とプレッシャーに苛まれる状況を産み出しています。


さらにいうと、クライアント企業の事業そのものへの理解、会社経営・法律・財務会計・組織構築・運営に関する基礎知識、ベトナム・マクロ経済に対する知見。このような、業務を進める上で不可欠な知見を広げる事には手が回っていない場合がほとんどではないでしょうか。


個人のキャリア・人生の一部を扱うプレイヤー本人が、当地の人材紹介業界での自分自身のキャリアに疑問を持ってしまい、プロフェッショナルとして仕事にコミットする術を学ぶ前に、業界を去ってしまう。


こうしてベトナムの人材紹介業界では、深刻な人材不足が常態化しているのです。




プロフェッショナルなサービスの条件


ベトナムの人材紹介の現状は日本国内の人材紹介業界の強い影響下にあり、その料金設定も同様にあります。それを「高い」と感じるか「安い」と捉えるかは、実際に受けたサービス内容により大きく印象が変わります。


当然ながら、プロフェッショナルによるきめ細やかな配慮のあるサービスが本来あるべき姿であり、それがクライアントの生産性向上に寄与するサービスである限り、その価値として相応の生産性を担保する高額Feeが支払われるべきであると考えます。


端的に言いますと、ユーザー企業が期待すべき「当たり前」をプロフェッショナルとして「当たり前」に提供することで当事者全ての生産性の向上がある。Grasp!のこだわりはここにあるのです。


当地での人材紹介歴の長さは、知識・知見・(粒度・密度・深度のある)成功/失敗体験の蓄積を意味し、事実ベースの情報の仲介を可能にします。具体的には、「期待値の調整」と「細部にわたる気づき」です。


◉期待値の調整

ベトナムで採用を担当されるお客様の中には、採用自体が初めてという方も多くいらっしゃいます。そこに「日本では考えられない、ベトナムならではの事情」が加わるので、そもそも論に立って「なぜ雇うのか・ここベトナムでは何が期待できるのか、何は期待できないのか」といった前提条件を揃えるコミュニケーションが不可欠になります。


◉細部にわたる気づき

クライアント企業と求職者の両者から受け取る情報のちょっとした「違和感」に気づきを持てるのも蓄積された知識・知見があるからです。


それは例えば、「ベトナム企業で働いている転職希望者の現在の給料が1,000USD」

この情報にふれた時、ベトナム企業の給与がなぜ「USD」なのかと「違和感」を持つということです。

これが在ベトナムの日系企業で、求人の際に給与の目安をUSDで提示しているのであれば問題ありません。しかし、転職希望者が現職の給与をもらっているのとは別の通貨で提示するのは、正確な情報とは言えません。現地通貨「VND(ベトナムドン)」での情報を入手してからお客様に伝達するのが事実ベースの情報の仲介なのです。


このように細かい部分の解決を積み重ねることが、ユーザーの満足感につながると考えます。



しかし、経験の長さだけでは不十分です。クライアント企業様の満足感は、詰まる所、エージェント側の担当者自身が自分の仕事にどれだけコミットしているかで差が出てくるのではないかと思います。


人材紹介ビジネスには「これでOK、ここまででOK」という終わりはありません。エージェントの担当者が一つ一つの紹介を「自分ごと」として捉えてはじめて、細部にまで徹底的にこだわれるのではないでしょうか?


Grasp!はベトナム人材紹介のプロフェッショナルプレイヤーとして、細部にこだわったサービスを「当たり前」に提供していく事で、業界全体のサービス品質の向上に貢献する事が使命だと考えています。



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